mizuchi_sanの日記

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LAW&ORDER15-8 ギャングの愛

車から左の脇腹を撃たれた男性が放り捨てられる事件が発生。男性の意識ははっきりしている。撃った相手のことは話したくない様子。黒のリンカーンであることは判明しているが、ナンバーは不明。被害者は、地下鉄の自警団「正義の使者」のメンバーDJクリストフであった。

 

 

↓ 結末まで続きます。

 

 

クリストフは明日にも退院、殺人事件ではないが話を聞くように命じるヴァン・ビューレン警部補。彼は過去に、注目を浴びる為に自分を襲わせていたことがあった。自分を殴らせていたのだ。今回の銃撃が本当に殺人未遂なのか、それともまた狂言であったのであれば、やめさせるようにとのこと。

ハドソン病院に入院中のクリストフに会いに行く、グリーン刑事とフォンタナ刑事。彼は談話室でさっそく記者会見をしていた。リポーターから、犯人について心当たりはと聞かれ、ギャングのボスであるマイケル・ルフィーノの名を挙げた。刑事たちは記者会見を強制終了させた。

事件の際の詳しい話を聞く刑事たち。番組終わり、迎えの車に乗って帰宅中、助手席の男がいきなり振り返ってきて銃を突き付けてきた。助手席の男は見習いだということだった。銃撃犯の特徴は、白人で体格の良いチンピラ風。運転手は、右耳の後ろにナイフで切ったような傷跡があった。

狙われた理由については、自身の番組でルフィーノが大物の薬の密売人であることを暴露していたからだと考えている。番組本番中、息子を差し向け、口に気を付けた方がいいと脅しを受けたこともあった。

 

迎えのリムジンの会社を訪ねる刑事たち。いつもラジオ局から電話が来たら迎えに行く手筈になっており、銃撃の日は15時15分に電話の記録があった。しかし、15時20分にキャンセルの電話があったので、迎えに行かなかったという。

WNYJ局へスタッフに話を聞きに行く。電話の手配をした男性の話では、銃撃の日はゲストのジャレット・ホワイトストーンと共に、マイケル・ルフィーノのことをこき下ろしていたのだという。

 

ヴァン・ビューレン警部補の指示で、昔クリストフと組んでいた仲間に話を聞きに行く刑事たち。強盗事件について、やらせであると認めた。「正義の使者」の知名度をあげる為にでっち上げたのだと。

退院したクリストフに確認しに行くが、強盗事件も銃撃も事実だと強く断言。妻のリズも彼を信じている様子。

刑事たちは事件当日、クリストフが車に乗る直前まで一緒にいた、ジャレット・ホワイトストーンに話を聞きに行く。クリストフを迎えに来た男2人は、ガタイが良かったと。番組でルフィーノをやり玉にあげていた話も聞いた。

ルフィーノに会いに行く刑事たち。クリストフのことはどうでもいいと思っており、事件への関与は否定した。しかし、息子は父親のことをネタにされたことに腹を立て、勝手に収録中のクリストフを脅しに行ったとのことだった。クリストフ銃撃事件は、ルフィーノのような男が起こす事件にしては、やり方が生温く、詰めも甘い。

 

ギャングの店でギャング相手の銃撃が発生。被害者のフランク・トゥルナーは、ルフィーノ一味。耳の後ろに切り傷の跡があり、それは、クリストフ銃撃時の運転手の特徴と一致していた。白人男性2人が入店後、突然フランクの頭部に発砲したとのこと。

そして立て続けにもう1件、類似した事件が発生。大学付近で2人の白人男性が被害者であるアンジェロ・シモネッティという男性を2発撃って車で逃亡。アンジェロはギャングではないが、ルフィーノの友人だったそう。しかし、被害者の男性は全くギャングには見えない風貌だった。

 

ヴァン・ビューレン警部補によると、クリストフの迎えの車をキャンセルした電話は、ルフィーノの社交クラブ付近からかかってきていた。クリストフが撃たれる直前、ティナ・リースという女性から電話がかかってきていた。刑事たちは彼女の画廊で話を聞く。クリストフはティナと不倫しており、しかもルフィーノの愛人でもあった。

クリストフにフランクの写真を見せると、運転手だと確認した。もう1人の男性の写真も見せるが、見知らぬ男性で、クリストフを銃撃した男ではなかった。アンジェロの母親に話を聞きに行くと、なんとルフィーノと関りがあったのはアンジェロのはとこで、彼の名前もアンジェロ・シモネッティだった。殺されたアンジェロは、名前違いで殺されてしまったのだった。

 

アンジェロの部屋には、叔父のカルロ・トレスカという映画プロデューサーの写真が飾ってあった。彼はルフィーノ一味の幹部であり、ホワイトストーンの映画を撮影していたのがギャングであることが判明した。クリストフが局を出た後、付近の公衆電話へホワイトストーンが電話をかけ、その公衆電話からリムジンキャンセルの電話がかけられていた。

ホワイトストーンに事情を聞きに行く。映画が不発に終わり負債を抱えていたところ、ルフィーノが出資をしてくれた。借金をなんとかする代わりに、クリストフに近付き、出入りの様子を調べるよう指示されていた。事件の日は公衆電話で待機していたフランクに電話をかけた。クリストフが襲われた理由については、彼がルフィーノの愛人と寝ていたからだと知っていた。

刑事たちはルフィーノをクリストフの殺人未遂容疑と、フランクとアンジェロの殺害容疑で逮捕した。

 

サウザリン検事補がホワイトストーンに話を聞きに出向いたところ、彼は既に撮影の為にモンゴルへ立っていた。立て続けにブランチ地方検事に電話が入り、ルフィーノの愛人であるティナの訃報が知らされた。画廊で頭にビニール袋をかぶり、大量の薬と酒を飲んでいた。遺書はプリンターに。鍵も持っていたので、一見すると自殺のように見える。死亡時刻は前夜21時頃。

ティナの件でルフィーノに話を聞く刑事たち。ティナの殺害を否定し、また、彼女自身が自殺することも否定した。

 

ロジャース医師とサウザリン検事補と共に、ティナの検視報告を聞く刑事たち。大量の精神安定剤とアルコールを摂取していた。死因は窒息。しかし頭部の損傷に関しては、誰かが机に力強く叩きつけたような痕跡が発見された。

銃撃実行犯のシモネッティを探す為、マッコイ検事は刑事たちを、シモネッティの祖母であるノナの自宅へ向かわせる。冷蔵庫に貼ってあった差出人の名前と住所が無い、ワシントンハイツからの怪しい封筒を発見するグリーン刑事。

現場に向かい、シモネッティを無事逮捕した。

 

シモネッティは、自分と間違えてはとこのアンジェロが殺されたことに怒った。弁護人は、証言の代わりに免責と保護を要求。マッコイ検事は訴追は免れないとし、第2級暴行罪に執行猶予、連邦保安官の保護申請という条件で要求をのんだ。

シモネッティとフランクは、クリストフを殺害する予定だった。しかし、事が上手く運ばず失敗に終わり、身を隠す羽目になった。命令はルフィーノが出したと証言。息子からフランク、そしてシモネッティへ話が伝わったのだそうだが、肝心のフランクは始末されているので、息子が共謀したかについては裏付けが取れない。

 

裁判にて、シモネッティが証言台に立つ。ルフィーノの息子がフランクに命令したこと、いつもルフィーノから直接命令されたことは無いと、改めて確認する弁護人。そして、司法取引の末に、殺人未遂を暴行罪に減刑されていることについて、陪審に印象を植え付けられてしまう。

クリストフはマッコイ検事の質問に対し、自分を撃った男がシモネッティかどうかはっきり分からない。早とちりしてしまったと言い出す。運転手のフランクについても、違う男だったかもしれないと曖昧に濁す。検察側の旗色が悪くなった。

 

クリストフの番組が全国区になるも、ギャングとの繋がりかどうかを証明することはできない。頼みの綱として、モンゴルで撮影中のホワイトストーンを呼び戻すマッコイ検事たち。免責と保護を条件に、話を聞く。ルフィーノはティナの浮気に気付いており、尊厳死団体の本を参考に殺したと言っていたと。

対してルフィーノは、ティナ殺害を認めなかった。浮気については、ティナが死んでから知ったと。ルフィーノは、ティナの画廊の合鍵がキャッツヒルの別荘から見つかったと聞き、観念した様子を見せた。

 

検察側は、クリストフへの共謀罪を取り下げた。ティナ殺害について、ルフィーノ側はこれをアルフォード答弁とし、罪は認めないが、殺人罪として司法取引をすることを了承した。ルフィーノは最後まで、ティナを愛していたという証言を変えなかった。ルフィーノは、仮釈放なしで懲役20年の刑に服することに。

全てが終わった後、マッコイ検事に州警察から電話が。ルフィーノの息子がニューバーグ付近の高速道路で、スピード違反を犯していた。それは、ティナが殺害された夜であった。向かっていた先は、父親の別荘だった。合鍵を見て息子のしたことに気が付いたルフィーノは、身代わりになって刑務所に入ることを選んだのだった。

 

                                                        出演俳優(抜粋)

マイケル・ルフィーノ:アーサーJ.ナスカレラ

ギャングのボス。直接命令を下さない主義。

「LAW&ORDER」には別役で3エピソードに出演。「LAW&ORDER:SVU」にも別役で1エピソードに出演している。映画「ブラック・クランズマン」で、ウィートン将校を演じた。

クリストフ:ホセ・スニガ

地下鉄自警団「正義の使者」であり、人気DJでもある。

「LAW&ORDER」には、別役で4エピソードに出演。「LAW&ORDER:SVU」に、ミゲル・クルス医師として3エピソードに出演。「LAW&ORDER:クリミナルインテント」にもゲスト出演。「HAWAII FIVE-0」「ブラックリスト」「クリミナルマインド」など多数の作品にもゲスト出演。

ジャレット・ホワイトストーン:ジョーピスコポ

ルフィーノから出資を受けている俳優。

「LAW&ORDER」には別役で3エピソードに出演している。「LAW&ORDER:SVU」にも1エピソード出演。「サタデーナイトライブ」にも68エピソードに出演していた。

     

 

メモ

息子が愛するティナを殺したことを知っても、息子も愛するがゆえに身代わりで刑務所に入ることを選択したルフィーノ。してきたことの報いなのでしょうか。

同名のはとこのせいで殺害されてしまった学生のアンジェロ・シモネッティが不憫。