mizuchi_sanの日記

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LAW&ORDER15-5 銃はめぐる

おとり捜査中の車内で銃撃が発生。グリーン刑事とフォンタナ刑事が現場に到着すると、2人の男が死んで道路に倒れていた。死んだ2人の名前はカルビン・メイとデクスター・リッチモンド。2人の車は犯人が奪っていき、ヘリで捜索中である。カルビン・メイは火器捜査班のおとり捜査官で、グリーン刑事の友人であった。銃取引の捜査をしていた。 

 

 

↓ 結末まで続きます。

 

 

ロジャース博士に検死結果を聞きに行く2人。メイ刑事は後頭部に至近距離から撃たれた。その銃撃を聞いて振り向いた運転手のリッチモンド刑事が、続けて側頭部を撃たれた。 

2人の同僚から話を聞く。テックナインの売買をして逮捕する為、印し付きの3000ドルを持っていた。売り手に警官だとバレるような音声は確認されなかったという。取引は情報屋から持ち掛けられた。

捜査の指揮を執っていたノースフリート警部も、録音テープの状況から2人に落ち度は無いと言われた。おそらく金目当ての犯行ではないかとのことだった。

 

犯人が奪い去った車が発見された。近所の女性から話を聞くと、夜遅くに音がした。タイヤの音と人の声がして、誰かが逃げて行った。若い黒人で、20代ぐらいのスキンヘッドに赤白の上着を着ていたという。彼が入って行ったという建物で、オリバー・ホーキンズという男を発見する。赤白の上着に、メイ捜査官の免許証を所持していた。

署にて取り調べてみると、免許証が入っていた財布はゴミ箱で拾った。金は入っていなかった。ホーキンズは3000ドルも銃も所持していなかった。

 

次にメイ刑事の情報屋へ話を聞く為、ミックの店へ行く刑事たち。彼はメイ刑事とリッチモンド刑事に、ラムジーという銃のブローカーを紹介し、取引の仲介を頼んだ。刑事たちがラムジーの部屋へ急行するも、既に死亡していた。拳銃2丁と札束がそのまま置かれていた。身を隠していたようだが、仲買人が不要となった何者かに始末されたらしい。

ラムジーの死亡時刻は午前5時から7時頃で、メイ刑事とリッチモンド刑事の銃撃から数時間後である。殺したのが警官なので、ラムジーに罪をなすりつけようとしていたようだが、警官銃撃の際と同じ銃を使用していた。

葬儀にてメイ刑事の妻パムに、逮捕を約束するグリーン刑事。

 

捜査の為、おとり捜査官を借りることをノースフリート警部から取り付けたヴァン・ビューレン警部補。ニューヨーク市警火器捜査班へ赴く刑事たち。ルイーザ・ヴァレンズエラという女性刑事が、犯人についての噂を調べに出てくれることに。

メイ刑事たちとラムジーを撃った銃は同じ44口径で、2年ほど前に正当防衛殺人に使われた後、盗まれてまた犯罪に使われたものだった。署へ未遂事件の被害者を呼び出して、銃について尋ねる。銃に覚えはないが、犯人の顔写真を確認する。写真の男プレストン・ハバードをルイーザ刑事に見せるが、聞いたことは無いという。

ルイーザ刑事はルーザと名乗り、彼氏用に44口径の弾が欲しいと取引を持ち掛ける。ハバードが警官を始末したと噂を聞いていると鎌をかける。ハバードは、仲間のエリスに喋ったのか?と怒るが、この程度の発言ではあと一歩証言に届かない。そこで、グリーン刑事がおとり捜査を志願する。ルーザの彼氏役で、銃を欲しがっているという設定で取引を持ち掛ける作戦だ。

 

チェリー通りの橋の下。ルイーザ刑事を残しグリーン刑事のみを車に乗せて、別の場所へ連れ出すハバードたち。グリーン刑事は、ハバードたちがおとり捜査官を始末した話をするが食い付かなかったので、やったのは別のグループだったか、と鎌をかける。エリスは、あいつらにはできっこない。刑事たちが気付く前にバンッ!バンッ!早業さ!と語る。

車が曲がったところで、パトカーが何台も現れ車を止める。ハバードを取り押さえるグリーン刑事。荷台から、取引用の38口径の銃が見つかった。

 

弁護人は、共犯の情報を与える代わりに司法取引を求めた。とあるサイトのアドレスと引き換えに、刑期を50年から40年にすると持ち掛けることにしたマッコイ検事。

その「おとり捜査官.COM」には、銃撃されたメイ刑事とリッチモンド刑事以外にも、犯罪対策課や麻薬対策課の潜入捜査官の情報が載っていた。画像を見て、裁判所1階の通用口の壁の模様だと指摘するブランチ検事長。そこは検事の通用口であった。ある警官が男に頼まれて、写真を撮ったことが判明した。撮影をしたのは、ゴードン・サミュエルズという弁護士であった。刑事たちは、メイ刑事たちの殺害容疑でサミュエルズを逮捕した。

 

サミュエルズは、サイトに写真を載せただけであり言論の自由だと主張し、殺人罪での起訴棄却の申し出をする。マッコイ検事は、捜査官の写真を掲載すれば危害が及ぶことが分かっていたはずであり、メイ刑事たちは実際に殺害された。ウェブサイト自体に、被告に殺意があった証拠であると訴える。判事は、公判維持には証拠不十分の為に棄却することに。しかし、新しい証拠が出れば再開するとした。マッコイ検事は、棄却するのであればウェブサイトの閉鎖命令を求め、且つ今後の開設も禁止するように判事に認めさせた。

 

サミュエルズの共同経営者であるウィルソンが、ノース事件という件を弁護していた。銃の輸送ルート事件であり、その捜査にはメイ刑事とリッチモンド刑事も参加していた。ノースはアトランタの19歳の学生で、アレンウッド連邦刑務所に服役している。当時は金欠で、ニューヨーク出身のルームメイトから、38口径を100ドルで買い、ニューヨークで売れば600ドルから700ドルになるという話を聞き、友人のブラウンと車を借りてニューヨークへ。取引後、相手のおとり捜査官に銃を向けられてパニックになったブラウンは、自分の銃を取り出し、捜査官に撃たれて死んだという。

ウィルソンが弁護を引き受けたのは、死んだブラウンとサミュエルズが義理の親子だったからであった。ブラウン死亡時のおとり捜査監視役ウォーカー刑事に話を聞くと、メイ刑事がブラウンを撃った。ブラウンはポケットに手を入れたが、銃を渡そうとしたのかもしれなかったとのこと。

ブラウンが仕入れた20丁のうち、残りの17丁が見つかっていない。6丁はグリーン刑事のおとり捜査で出てきたものだった。

 

ハバードとエリスが収監されているライカーズ島の刑務所にて、6丁はブラウンがジョージアで購入したものであると話を聞く。それは弾道検査と製造番号の復元で証明された。ブラウンは、サミュエルズの家に銃を隠していた。サミュエルズが法廷に出ている隙にオフィスを捜索したところ、11丁の銃を発見した。ブラウンが購入した銃である。サミュエルズが銃を報酬として、ハバードとエリスにメイ刑事たちを殺させたことが証明された。

ハバードが嘘をついていたので、司法取引を無効にすると申し出るマッコイ検事。真実を話す気がないなか、エリスに取引を持ち掛けるが、協力すれば便宜をはかると。銃はラムジーから入手し、ウェブサイトについても教えられ、もっと銃が手に入るとも言っていたと。おとり捜査官の名前は言わなかったが、ウェブサイトを見れば分かった。警官殺しの罪をなすりつける為にラムジーを殺した。彼を殺したのはエリスだった。

ラムジーはサミュエルズに大家との揉め事を解決してもらう為、顧客だったことがあったという。マッコイ検事は、罪を認めれば、ハバード同様に最低40年に引き下げると申し出るが、サミュエルズは応じず自己弁護を選択した。

 

ハバードの証言。おとり捜査官を始末すれば、銃を6丁やるとラムジーに言われた。メイ刑事とリッチモンド刑事の殺害を引き受けた。ラムジーに教えられた「おとり捜査官.COM」で、2人の顔を知った。サミュエルズは、ハバードとは面識が無いことを確認した。ハバードはサミュエルズから銃をもらっていないし面識も無い。おとり捜査官Yを証人に追加したいと申し出る。傍聴人を排除しての尋問という形になった。

おとり捜査官Yことルイーザが証言台に立つ。ハバードとエリスは現行犯。そして6丁の銃を押収した。サミュエルズは、売ってほしいと言わなければことは起こらなかった。罠にかけたのでは?と尋ねる。罠は禁止されており、こちらはきっかけを与えただけだと答える。

グリーン刑事はメイ刑事と、ルイーザ刑事はリッチモンド刑事と友人であった。殺された友人の為に復讐したかったのでは?とするサミュエルズ。感情が高ぶっていき、おとり捜査の為に法を破っているだの、悪党だのと暴言を吐くサミュエルズ。

マッコイ検事はルイーザにひとつだけ質問した。「宣誓下で偽証をしたことは?」「1度もありません」とはっきり答えるルイーザ。

 

サミュエルズの評決は3時間で決定した。警察の信用を落とすべく声を荒げていたが、市民は犯罪の減少や治安維持について、警察のおかげであることを知っているのだと言うブランチ地方検事。そこへサウザリン検事補から一報。おとり捜査中に銃撃事件が発生し、ルイーザ刑事は無事で、犯人は死体安置所行きになったとのこと。「手間が省けた」とはブランチ地方検事。                             

                                                                         

 

出演俳優(抜粋)

ルイーザ・ヴァレンズエラ刑事:スゼット・ガン

「LAW&ORDER」「LAW&ORDER:陪審評決」「LAW&ORDER:クリミナルインテント」「LAW&ORDER:SVU」それぞれのシリーズでゲスト出演をしている。

ゴードン・サミュエルズ:アイザイア・ウィッドロック・ジュニア

「LAW&ORDER」には、別役で5エピソードにゲスト出演している。早くはシーズン5からの出演だそう。「LAW&ORDER:クリミナルインテント」にも別役で3エピソードにゲスト出演している。「LAW&ORDER:SVU」にも別役で6エピソードにゲスト出演をしている。その他「エレメンタリー」や「ブラックリスト」など、ゲスト出演多数。

プレストン・ハバード:ムスタファ・シャキール

「LAW&ORDER」本エピソードとシーズン12の第9話、別役で2エピソードに出演している。「ルーク・ケイジ」にブッシュマスター役で出演。「NCIS:LA」や「NCIS:ニューオーリンズ」へのゲスト出演も。

キース・フィッシャー警部:デビッド・デ・ベック

「LAW&ORDER」本エピソードとシーズン5、シーズン12でそれぞれ別役で3エピソードに出演している。「LAW&ORDER:クリミナルインテント」と「LAW&ORDER:SVU」にも別役でそれぞれ1エピソードにゲスト出演をしている。映画「ブラック・スキャンダル」では、ロジャー・ウィーラー役を演じた。     

 

 

メモ

「おとり捜査官.COM」なんてとんでもないものを作成していたお話。

グリーン刑事のおとり捜査のシーンは少しハラハラしました。

ルイーザ刑事もタフな女性刑事といった感じで格好良かったです。